「困った人がいたら助けてあげなさい」
おそらくは殆どの人が 子供の時に教わった言葉だと思います。
僕は社会福祉の「あり方」は、この一言に集約されていると思っています。 社会福祉とカッコつけた言い方はではなくとも 人が生きて行く上で大切な言葉の一つでないかと思います。 弱者を助ける精神が我々の心を豊かにする。 その心を多くの人々と共有する事で社会もより豊かになる。 合理性や生産性だけが物事の尺度や優劣と考えてしまうのではなく、 沢山の人と「共存」して世の中は成り立っている事を 今一度考える必要があるのではと感じています。 NPO法人一期JAMも年間を通して、 様々な施設、会場にお招き頂いております。 おかげ様で沢山の皆さまと交流を深めさせております。 その活動の中で感じた事、解った事は。 社会的弱者の人は「弱者」ではなく、 私たちも「強者」ではないという事です。 最初は"助ける"つもりだったかも知れません、 でも実は"助けられて”いた事に気づきました。 優しく生きる事の意義と命を紡ぐ事の大切さ。 私たち「今の世代」が「次世代」に胸を張って引き継げるような そんな社会になって欲しいと思います。 神奈川県相模原市の障がい者施設襲撃事件は、 今は容疑者とされている人間のあまりにも身勝手な思想、行動に 唖然とするほかなく、怒りと悲しみで言葉にできません。 なぜこのような凄惨な事件が起こってしまったのか。 今後、警察の捜査が進むにつれて明らかになってくれるのを願うばかりです。 被害にあられた方とご家族の皆さまに心よりお悔やみ申し上げます。
Comments